松前町
室町時代から続いたアイヌとの長い攻防の末に支配者となった武田氏は、豊臣時代になると「松前」の姓を名乗る。それが松前藩の始まり。
江戸時代には厳しい風土のため稲作が困難なため、石高を持たない唯一の藩だったが、やがて北前船による本州と蝦夷地との交易で益を得るようになり、その繁栄は、後に「松前の五月は江戸にもない」と記録されるまでになる。
松前は日本最北の城下町だが、松前城は北方警備のために江戸末期に築城された比較的に新しいお城であり、城下町は明治維新に際しての函館戦争により、五稜郭から進行して来た旧幕府軍との戦闘で大半を消失し、今は偶然に戦災を免れたわずかの寺院が寺町で当時の面影を残している。
後年、公園となった城跡には、日本一の桜の里を目指して桜の植林が始まり、今は八千本もの八重桜が、5月のゴールデンウィークの後に、北海道に春の訪れを知らせてくれる。
これらは先人による品種の収集と保存による努力の賜物だ。
最近では城下町が再現された松前藩屋敷が造られ、観光面においても脚光を浴びつつある。
北海道の小京都・松前町の観光ポイント
- 「桜の名所」がある
- 江戸時代からの「城下町」
- 名刹の「お寺」がある
- 京都の影響を受けた伝統の「お祭り」が今も続く
地域情報
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