甘木市
福岡県のほぼ中央部に位置する甘木市は甘木秋月とも呼ばれる九州の小京都です。「古処山」を背に筑後川が市内を流れ、黒田支藩五万石の城下町で周囲は伝統的建造物群保存地区に指定されています。秋月の地名は、鎌倉時代に秋月氏によって開かれたことによるもので、豊臣秀吉による九州平定後には、戦国武将の黒田長政の三男、長興が秋月家の領土を受け継ぎました。当時に築城されたのが秋月城ですが天守閣は当初よりありませんでした。当時の面影は少ないものの、わずかに残る武家屋敷や商家にその時代の面影を見ることができます。また、黒田藩の名残として、林流抱え大筒(火縄銃)、光月流太古が伝えられています。
維新直後の明治九年には、不満士族らによる「秋月の乱」が起き、二百五十人による秋月党が決起するが政府軍の小倉連隊に敗れるという事件が勃発しました。これは西南戦争の四ヶ月前のことです。
甘木市は、美しい川と豊かな緑により、ホタルと淡水魚の名所となっています。水を限りある自然と位置づけて重要性を静かに伝えてくれる「あまぎ水の文化村」、ビール工場の「キリンビアファーム」も観光客に人気のスポットです。
九州の歴史ある土地らしく、邪馬台国伝説の元になった「平塚川添遺跡」をはじめ古代遺跡が点在し、弥生時代から古墳時代の集落や墓などの遺跡も多く、各時代のものが満遍なく出土することでも知られています。
福岡県の小京都・甘木市の観光ポイント
- 「女性に人気」の観光地
- 「桜の名所」がある
- 江戸時代からの「城下町」
- 時代を超えて「武家屋敷」が残る
- 名刹の「お寺」がある
- 京都ゆかりの「寺院」がある
- 京都の影響を受けた伝統の「お祭り」が今も続く
地域情報
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