人吉市
人吉市は桐木の胴体に、松を輪切りして作った車輪をふたつ取り付けた伝統工芸品でも有名な熊本の小京都です。古くからきじ馬と呼ばれ、平家の落人が京都で培った技術を用いて始めたと伝わっています。わずかながら人吉に京の文化の感じられるのは、平家の落人によるものと伝えられており、歴史のロマンを感じることができます。きじ馬以外にも人吉には工芸品が多く、それらは人吉クラフトパーク石野公園で実際に制作行程が体験ができます。
人吉の歴史は以外と古く、相良氏による統治が、鎌倉時代から幕末(江戸時代は二万二千石)までの長きに渡って続いきました。歴史ある建造物は、西南戦争でそのほとんどが焼け落ちたため、当時の面影を残すのはわずかですが、武家屋敷だった武家蔵、伝承蔵、みそ・しょうゆ蔵などは今でも見ることができます。これらの蔵は、元来は防塞の代わりのものだったようです。
市内には日本三大急流の一つに数えられる球磨川が流れており、奇岩、怪岩の間でスリルが味わえる、川下りとして県内外から多くの観光客が訪れています。タイミングがよければ、人吉橋の上から「くま川下り」に出かける船を見ることができます。
城下町として栄えた人吉だが、お城跡は今では公園になっており、その本丸跡地に市役所があります。その西北部石垣の上には角櫓、長塀、多門櫓が復元されていて当時を忍ばせてくれます。
熊本県の小京都・人吉市の観光ポイント
- 時代を超えて「武家屋敷(武家蔵)」が残る
- 江戸時代からの「蔵」が現存している
- 京都の影響を受けた伝統の「お祭り」が今も続く
- 江戸時代からの「豪商の面影」を見ることができる
- 町人文化が息づく
地域情報
人吉の名産品・お土産お取り寄せ
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