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小川町

外秩父山系に山々に囲まれた地方都市だが、盆地の中を流れる槻川が京都の姿は京都を彷彿させているのかもしれない。歴史のある町らしく神社仏閣が多い町だ。

特産品は小川手すき和紙で、起源は千二百年とも千三百年前ともいわれている。江戸幕府の設立の伴い、事務手続きに大量の紙が必要となり、距離的に江戸に近い小川町は一大産地に発展する。現在も和紙の生産は続けられており、無形重要文化財にもなっている。

清らかな水のためか、伝統工芸としては水嚢(すいのう)、絹織物、建具、鬼瓦などでも著名な土地。これらの伝統工芸は「埼玉伝統工芸会館」で、展示だけではなく製作工程を見学できるほか、埼玉県内の伝統的手工芸品の数々の職人の技を学ぶことができる。その種類は、雛人形、足袋、釣り竿、羽子板、ダルマ、鬼瓦、染め物と多岐にわたり、体験コーナーや実演もある。

小川町と縁のある明治時代の山岡鉄舟が、小川町の料理人の忠七へ「料理に禅を盛れ」と注文して作られた「忠七めし」は、今も人気のメニュー。

カタクリとオオムラサキの里としても有名。

小京都にちなんで「小京都おがわを描く展」インターネットギャラリーが開催されている。

埼玉県の小京都・小川町の観光ポイント

  • 和紙のふるさと

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