伊賀上野
伊賀忍者と松尾芭蕉の故郷、伊賀上野。おかしな取り合わせだが、俳句と忍者が伊賀上野の特色で、芭蕉は諸国を訪ねたため、松尾芭蕉忍者説までも存在する。荒木又右衛門の決闘した「鍵屋の辻」もこの伊賀上野にある。
駅前には松尾芭蕉の像が立ち、市内には生家、記念館、芭蕉の生誕三百年を記念して作られた俳聖殿の縁の建物がある。
忍者の里としては、忍者屋敷もあるが、かなり観光色の強いものだ。観光名所には忍者の扮装をした切符売りのおばさん、観光案内所の女性、駐車場整理のおじさんもそうだ。市議会議員全員が忍者の扮装で議会を開催してニュースに取り上げられたこともある。
菅原神社の秋祭りとして、だんじりと鬼行列がある。だんじりの山車はだんじり会館で見ることができる。この山車あたりが小京都らしい。
現在の伊賀上野城は本物の石垣の上に、復元の天守閣を造ったもので、本来の姿とは違う形になっている。普請の名手と言われた藤堂高虎が造らせたたもので、鋭い角度の石垣が素晴らしく、黒澤明監督作品の映画・影武者のロケ地にもなっている。江戸時代の初期に改修した理由は、豊臣秀吉没後覇権を狙って徳川家康が大坂を包囲(篠山城、和歌山城、彦根城などと)するように整備させた。また、大坂夏の陣で破れたときの籠城用の意味もあり、場内では深く掘られた井戸を見ることができる。
三重県の小京都・伊賀上野(上野市)の観光ポイント
- 「桜の名所」がある
- 江戸時代からの「城下町」
- 京都の影響を受けた伝統の「お祭り」が今も続く
- 町人文化が息づく
地域情報
伊賀上野の名産品・お土産お取り寄せ
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